介護士のストレス 

介護士のストレス

介護士のストレス

介護士は、体の不自由な方やお年寄りの介護をするため、肉体的にも精神的にも負担のかかる仕事です。
近年では人手も少なく、一人にかかる仕事の量も多くなっていることもあり、余計にストレスも溜まります。

人と接する仕事なので利用者さんや同僚・上司との関係もストレスに繋がります。
介護士のストレスの主な原因として以下のようなものがあります。

☑ 給料が安い
☑ 人手が少なく負担が大きい
☑ 肉体的な負担が大きい
☑ 利用者との関係
☑ 上司との関係
☑ 同僚との関係
☑ 部下との関係

介護施設での虐待問題

近年、介護施設での高齢者への虐待が増加しており、高齢者虐待の通報件数は右肩上がりに増えています。
介護のプロがなぜ利用者に暴力を振るってしまうのか、それは日々の職場ストレスが大きく関わっているのです。

■高齢者虐待の種類
・身体的虐待…殴る蹴るなどの体へ暴力
・心理的虐待…精神的苦痛を与える言葉の暴力
・性的虐待…性的な行為を強要する
・経済的虐待…高齢者の財産や金銭を使用、制限する
・介護放棄…必要な介護サービスを行わない、世話をしない

介護施設で最も多いのは、身体的虐待と心理的虐待です。
また、認知症高齢者を放置したり無視したりする介護放棄も多くなってきているようです。
虐待を受ける高齢者の半数以上が認知症患者といわれています。
中でも女性など周囲に訴えることのできない方が虐待を受けやすい傾向にあります。

かいご畑

介護職員が虐待をしてしまう原因

◆認知症ケアの難しさ
認知症の人に現れる症状は、人それぞれで異なります。
様々な症状を持つ認知症患者さん達への対処も、余裕がないとカッとしたり、声をあげたり叩かれると叩き返してしまいそうになったりもします。

◆職場の人手不足
介護業界は常に人手不足です。
介護は体を使う過酷な仕事なので、新人で入ってきた人が長く続かなかったり、欠員が出るとその分ほかの職員が負担することになります。
そうすると疲れやストレスが溜まり、虐待に繋がってしまうのです。

◆職場の人間関係
職場の環境が悪いと、職場の人間関係もぎすぎすしてしまいます。
同じ職場に愚痴を言える人や、プライベートで一緒に飲みに行ったりご飯に行ったりできる人を見つけるといいでしょう。

メドフィット


介護職員へのストレスマネジメント

介護という職種を守っていくためには、管理者が職員と信頼関係を築き、一緒になって問題を解決していくこと対策を見つけ出すことが大切です。
この対策をストレスマネジメントといいます。
ストレスマネジメントに用いられるのが、4つのメンタルヘルスケアです。
職場の管理者が職員の状態をよく把握し、職員に合った心と体に対する健康対策を行うことが義務となっています。

■4つのメンタルヘルスケア
・セルフケア
介護職員が自分自身を常にセルフケアできるように、管理者がチェックシートを作るなどしてサポートする。

・ラインによるケア
管理者が職場の環境や人間関係をチェックし、一人一人の心身状態をよく観察して個別対応する。

・事業場内産業保健スタッフ等によるケア
産業医や衛生管理者等が介護現場において介護職員のメンタルチェックを行い、メンタルヘルスケアをサポートする。

・事業場外資源によるケア
管理者が保健センターやクリニックまたは心理相談室などを活用し、これらとネットワークを形成して介護職員のメンタルヘルスケアの支援をする。

メンタルヘルスケアに大切なことは、管理者がこの4つのケアをしっかり理解することです。
ここを理解せずに日々の業務を進めてしまうと、介護職員のストレスが溜まり、介護の現場に問題が生じてしまいます。


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